おしゃぶりの効果ってスゴイですよね?
あんなに泣いていた赤ちゃんが、ピタッと泣き止んじゃう!
だからついつい、おしゃぶりを使ってしまって…。
「クセになるから止めさせたいって思うんだけど、あ〜また頼っちゃった」
「同じ保育園のAちゃんは、最近おしゃぶり卒業できたって言ってたなぁ〜」
そんな、おしゃぶりに頼る気持ち…よく分かります。
うちの子のときも同じでしたから。
良くないとわかっていても、よその子と比べたりしちゃいますよね。
日々の育児がストレスにならないように。
そして、赤ちゃんの成長にとって悪くならない程度に。
うまく、おしゃぶりと付き合っていくコツをお伝えしますので、ひとつでも参考になれば嬉しいです。
おしゃぶり依存は仕方ないことだったのです…。
意外に思われるかもしれませんが、これ本当なのです!
おしゃぶりせずには、いられない赤ちゃんは悪くない…。
おしゃぶりに頼ってしまうママも悪くない…。
そう考えたら、少し気持ちが軽くなりませんか?
まず赤ちゃんのお話…。
赤ちゃんには、近づいたものを口に入れたり、口に入れたものを吸う「反射」が元々あるので、おしゃぶりを吸うのって自然なことなのです。本能的なことなので、無理にやめさせると赤ちゃんのストレスになるのも、よくわかります。
そして、ママの立場で考えると…。
一生懸命、家事や育児をしていて、毎日ストレスが溜まることも多いから
ギャーギャーと泣く赤ちゃんを泣き止ませるおしゃぶりを使いたくなるのも良くわかります。
寝かしつける時になかなか寝てくれない、用事も終わらない時におしゃぶりを使うのも良くわかります。
ただ、こんなことをよく聞きませんか?
・言葉が遅くなる
・歯並びや噛み合わせが悪くなる
・鼻呼吸がうまくできるようになる
気になりますよね…。
そして、周りの友達が次々とおしゃぶりを卒業していくと、考えちゃいますよね。
おしゃぶりを止めるタイミングや、止めさせ方を探したりしてしまいます。
今はいろいろな説明や方法がネットでも簡単に見つかりますよね。
でも…。
「結局、うちの子にはどうしたらいいの?」と悩んでしまう現実を、なんとかしたいですよね。
おしゃぶりの魅力
おしゃぶりとは、新生児にとって、おっぱいの代わりです。赤ちゃんはお腹が空いていなくても、おっぱいを吸っていると安心できるのです。リラックスホルモンが出るとも言われています。
使えるのは生後2ヶ月くらいから。吸う力が出てきたら月齢に合ったものを買いましょう。素材はおもに天然ゴムとシリコンの2種類。それぞれ赤ちゃんにも好みがあると言われていますよ。
柔らかさで選ぶなら天然ゴム製です。痛んできたら替えてあげましょう。シリコン製は丈夫でレンジや熱湯で消毒できて、無臭など…メリットは多いです。
おしゃぶりの効果
・グズっている時におしゃぶりで泣き止む
・なかなか寝つかない時に、おしゃぶりで寝てくれる
・外出時に泣き出しても、おしゃぶりで泣き止んでくれる
・初めて行く場所など赤ちゃんが不安を感じる場合に、おしゃぶりで安心させられる
このように、おしゃぶりはママの負担を和らげたり、ストレスを抑えたりしてくれる「お守り」のような存在ですね。
外出先や電車やバスの中で、赤ちゃんが泣き出してしまうと、ママは大変です。周りの迷惑になるんじゃないか?とヒヤヒヤしたり、周りの視線が気になるママも多いはずです。そんな時に、おしゃぶりで泣き止んでくれたら、本当に助かりますよね。
なお、歯並びについて心配される方も多いですが、最近は「出歯防止おしゃぶり」や「鼻呼吸促進タイプ」などのおしゃぶりも売っているので、ママの好みで選んでみるといいです。
またメーカーによっては、0ヶ月から使えるものもあったり、アンパンマンなどのかわいいキャラクターのおしゃぶりもあって、選ぶのも楽しくなりますよね♪
おしゃぶりがクセになっているのは赤ちゃん?ママの方?
おしゃぶりは悪いことではないので、
赤ちゃんがクセになるのは、仕方のないことです。
ただ…。
赤ちゃんが泣くのを止めさせるためだけの理由で、
いつでもおしゃぶりを使ってしまうのは、
ママの方が、おしゃぶりにクセになっている=依存している状態かもしれません。
おしゃぶりで育児がスムーズになるのは、ママにとって本当に助かることです。
ですが、赤ちゃんが泣くのにも何か理由があるはず。
「泣きやむから」というだけで、おしゃぶりを使うことが多くならないように気をつけましょう。
「お腹すいてるのかな?」
「抱っこしてほしいのかな?」
「何かイヤなことがあるのかな?」
このように赤ちゃんの気持ちを考えてあげることは、とても大事なことです。
さてここまで、おしゃぶりに向き合う考え方をお伝えしてきましたが
まったく止める必要がないと言いたいわけではありません。
では年齢とともに、どう考えておけば良いのでしょうか?
赤ちゃんが満たされて、ママも満たされる考え方
一般的におしゃぶりは2歳半ぐらいまでには使うのを止めるようにと言われています。
歯の問題も、鼻呼吸の考え方も、いろいろ踏まえて、それが一番好ましいということでしょう。
だからといって、1歳をすぎて無理におしゃぶりを止めさせようとするのは、赤ちゃんにとっても、ママにとってもストレスになってしまいます。
こんな風に考えてみてはいかがでしょうか。
あなたが忙しい時とか、なぜ赤ちゃんが泣いているのか分からない時にだけおしゃぶりは使うようにする!
「いつでも、おしゃぶり」ではなく、ママの気持ちに余裕が出てきたり、赤ちゃんの気持ちが分かってきたなぁって思えるようになれば、徐々におしゃぶり依存ではなく、「赤ちゃんとのふれあい」を優先するようにしてもいいですよね。
これって、「指しゃぶり」にも同じようなことが言えます。
赤ちゃんが何かをしゃぶっている時は、「心が満たされていないサイン」だと考えてもいいのかもしれません。
ただ…。おしゃぶりの止めるタイミングもそうですが、
「この子はこうに違いない」や「周りもそうだから、この子もこうあるべき」
もっと言えば、
「育児はこうするべき」というふうに考えちゃうと、少しプレッシャーになってしまうので気をつけましょうね。
赤ちゃんは一人一人違います。
赤ちゃんの個性は、他の子と優劣を決めるものでもなければ
比較するようなものでもないですよね。
ただ…ひとつ注意してほしいことをお伝えしておきます。
おしゃぶりが4歳を過ぎても取れない場合には、小児科の先生に相談したほうがよいでしょう。普段からお子さんの心にストレスや不安がある場合も考えられるためです。
まとめ
今回はうまくおしゃぶりと付き合っていくコツについて、お伝えしてきました。
おしゃぶりの説明だけではなく、「ああしなさい、こうしなさい」というアドバイスだけにならないように…。
とくに一人目の育児のときは、ママも何かも初めての経験です。一人で抱え込んだり、周りのお子さんと比較してしまったりして、悩むことも多いと思います。
今回ご紹介したように、ゆる〜く育児に取り組んでみたら、赤ちゃんもママもハッピーになれるのではないでしょうか。
ストレスのかからない育児の考え方を、少しでも取り入れてもらえたら嬉しいです。