言葉が遅いと矯正すべき? 赤ちゃんに自然に話させる5つのコツ

我が子がなかなかしゃべり始めないと、パパママは不安になるもの。保育園や幼稚園で他の子と比較してしまい、遅いと感じるとなおさらです。ではどうすれば、赤ちゃんは話し始めるようになるのでしょうか?自然に話し始める5つのコツをご紹介します。

言葉が遅いとされるのは何歳頃から?

我が子の言葉が遅いと感じているパパママは多いようですが、では赤ちゃんは一体どれくらいの月齢から話し始めるようになるのでしょうか?あるいはどれくらいの月齢になっても話さなければ、言葉が遅いと言えるのでしょうか?

言葉が遅いとパパママたちが感じるのは○歳頃が多い

実際に小さな子を持つパパママたちが我が子の言葉が遅いと感じ始めるのはどれくらいの月齢からなのでしょうか?
AERAdot.は2019年10月、「1歳半から2歳ごろに『先生、うちの子言葉が遅くありませんか?』と保護者から『言葉の悩み」』についてよく相談を受ける」という現役保育士の声を紹介しています。
人によって感じ方に差はあるかもしれませんが、おおむね2歳になっても話し始めないと「言葉が遅い」と感じるパパママが多いといえるようです。

言葉の発達は個人差が大!気にしすぎないで

では実際に赤ちゃんが、言葉を話し始めるのはいつ頃なのでしょうか?
小児医事出版社の「デンバー発達判定法 2003年版」に次のようなデータがあります。
「パパ」「ママ」などの「最初の一語」を話し始める月齢に関する調査で、9か月ごろから話し始めるのは25%の子供、1歳ごろからは50%、1歳半を過ぎると、90%という結果となっています。
このデータから分かることは、言葉の発達は個人差が非常に大きいと言うこと。
またこの調査結果はあくまでも「最初の一語」。
2語3語と話してようやくしゃべり始めたと感じることが多いことを考えると、2歳になってもまだ話せない子供は決して少なくないといえるはずです。

言葉が遅いと感じたときに注意すべき3つのポイント

赤ちゃんの言葉が遅いかどうかは、さほど心配する必要はないと言うことをお説明してきましたが、それでもやはり心配になってしまうのが親というもの。
では、心配する以外にはどんなことをすればいいのでしょうか?
注意すべき点を3つあげてみました。

耳はちゃんと聞こえている?

言葉は耳で聞くもの。
聞こえていなければ反応できませんので、当然言葉も出てきません。
赤ちゃんの言葉が遅いなと感じたら、ちゃんと耳が聞こえているか確認してあげてください。
それほど難しいことをする必要はなく、音がした時に音のした方向を向くかどうかなどで確認しましょう。

言われたことに正しく反応している?

パパママが話したことがちゃんと伝わっているかどうかを確認しましょう。
言葉はまず理解することができるようになり、その後、理解した言葉を口にできるようになります。
パパママが言ったことに対して、反応しているようであれば大きな問題はないと考えてよいでしょう。

語りかけるときはとにかくゆっくり

赤ちゃんに話すよう促す方法として、話しかけてあげることは極めて重要な作業です。
しかし、もちろん赤ちゃんの理解力には限界があります。
まだ言葉がほとんど話せないと言うことは、言葉をまだほとんど知らないということもできます。
話せるようになる前にまずは赤ちゃんに言葉を理解してもらうためにも、とにかくゆっくり話しかけるようにしましょう。
例えば私たちも、ネイティブの早口の英語はほとんど理解できなくても、同じことをゆっくりと話してもらえばある程度は理解することができます。
それと同じで、同じ言葉でもゆっくりとした話しかけ方ならば赤ちゃんの理解も進むのです。
焦りから情報過多にならないよう、少ない単語をできるだけゆっくりと話しかけるようにしてあげてください。

赤ちゃんに自然に話させる5つのコツ

言葉が遅い赤ちゃんでも、注意深く見守っていると何かを言いたそうにしていることが結構あります。
そのチャンスを見逃さずに手助けしてあげれば、赤ちゃんから言葉を引き出すことができる場合があります。
そんなこちらが手助けすることで赤ちゃんに自然に話させるコツを5つ、ご紹介します。

赤ちゃんが指さしをしたら反応してあげよう

まだ言葉を自由に扱えない赤ちゃんは、よくものを指さして「あ-」などと言うことがあります。
そんな時、指さしたものに関連する会話を続けてあげましょう。
例えばバスを指さしたなら、「緑色のバスだね」、「バスは速いね」などと会話を広げてあげます。
赤ちゃんが興味を持ったものですので、それに関連する言葉は積極的に聞こうとするため、言葉の発達に有効と考えられます。

赤ちゃんが何か話したら一言足してあげよう

赤ちゃんがご飯のことを「マンマ」と言ったら、「白いマンマだね」「マンマおいしそうだね」など、「マンマ」という言葉に何か一言足して会話を続けてあげて下さい。
赤ちゃんは自分が発した言葉だけでなく、足された言葉にも興味を持つので言葉を覚えやすくなります。
また、自分の言葉と足された言葉を関連付けて覚えようとするので、これも言葉の発達に効果があります。

赤ちゃんの気持ちを代弁してみよう

赤ちゃんの気持ちを代弁してみるのも、言葉の発達に効果があります。
「代弁する」というと何か小難しい感じがするかもしれませんが、分かりやすく言えばパパママが赤ちゃんのその瞬間の気持ちになって、かわりに言葉を発してあげるということです。
例えばご飯を食べたら「たくさん食べてお腹いっぱいになったね」。
砂場で泥遊びをして手が汚れたら「泥んこで遊んで手が汚れたね」。
歩き疲れた様子だったら「たくさん歩いて疲れたね」などです。
その時の赤ちゃんの気持ちになってかわりに言ってあげる。
こうすることで、赤ちゃんが自分が言いたかった言葉が耳に入ってくるため言葉の習得につながります。

赤ちゃんの言葉を本当の言葉に換えてあげよう

いわゆる「赤ちゃん言葉」は赤ちゃんだけが使う言葉であって本当の言葉ではありません。
例を挙げれば「ブーブ」や「マンマ」がその代表例と言えるでしょう。
こういった言葉は話し始めるとっかかりにはなりますが、やはり本当の言葉を覚えてほしいもの。
赤ちゃん言葉からの卒業が早ければ、それだけ早く正しく話し始めることが出来ます。
赤ちゃんが「ブーブ」と口にしたら、「ブーブだね、ブーブは車だよ」。
「マンマ」と言ったら、「マンマはご飯だよ」という風に言い換えてあげます。
こうやって自分の言った言葉を正しく言い換えた言葉を耳にしていくことで、本来の言葉の習得につながり正しい話し方を覚えることになるのです。

自分も赤ちゃんの感覚になってみよう

パパママが赤ちゃんの感覚になってみることで、赤ちゃんが言いたいであろう言葉を代わりに言ってあげる、というものです。
例えばお風呂に入った時に、お湯に浸かったら「お湯、あったかいね」。
体を洗い終えたら「体、ツルツルになったね」などと言ってあげましょう。
赤ちゃんが今感じているであろうことを代わりに言ってあげることで、赤ちゃんは自分が言いたかった言葉を耳にすることになりますので、言葉の習得につながるのです。

まとめ

言葉が遅いと親としてはどうしても焦りがちになるものですが、言葉の早い子を見るのではなく遅い子の方を見るようにしてあげてください。
そうすれば、我が子より言葉の遅い子が如何に多いかに気付くはずです。
後は普段の生活の中で、歌を歌ったり、絵本を読んだり、語りかけたりを繰り返していけば、子供は自然と言葉を覚えていくものです。

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