子どもが好き嫌いが多くて食事を残してしまう・・・
嫌いな食べ物を食べさせようとすると泣いてしまう・・・
子どもの好き嫌いににお困りではありませんか?
子どもは好き嫌いが多くて当然なので、深刻に考える必要はありません。
実は好き嫌いを克服する簡単な方法があるんです。
この記事では子どもの好き嫌いの原因やその対処法を紹介します。
子どもの好き嫌いを克服させたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
なぜ子供は好き嫌いが多いのか
子どもの好き嫌いが多い原因は2つあります。
- 味に対する本能が働いている
- 味に敏感である
味に対する本能が働いている
大人は楽しむために食事をすることがありますが、子どもは生きるために食事をします。
目と鼻と口でしっかり確認しながら食事をするので、本能でダメな食べ物を見分けています。
赤色や黄色の食べ物は好きでも、緑色の食べ物が苦手な子どもは多いですよね。
緑色の野菜は収穫前の未熟な状態であり、本能で危険信号を察知して避けているのです。
例えばイチゴやミカンを緑色の時に食べませんよね。
臭いが強い食べ物も食わず嫌いになりやすいです。
大人でも臭いの強い腐敗した食べ物を食べることは絶対にありませんよね。
これは鼻で危険を感じ取っているからです。
ネギなどの強い臭いがするものを嗅ぐと、危険を感じ取り子どもは避けてしまいます。
鼻が危険な食べ物を教えてくれる機能を果たしています。
子どもは甘い食べ物が大好きですよね。
甘味のもととなる糖分は体を動かすエネルギー源ですから、生きていくために甘い食べ物を自然と欲するようになっているのです。
逆に苦い味は毒と感じ取り、酸味は腐敗、未成熟の味として感じ取ります。
苦味や酸味は口の中で危険だと信号を放つため、嫌いな子どもが多いのです。
つまり緑色で臭いが強いかつ苦いピーマンを嫌うのは当たり前なのです。
味に敏感である
人間の舌には味蕾(みらい)という味を感じ取るセンサーがあります。
味蕾は生後3か月からでき始め、10,000個まで成長します。
大人になると徐々に減少していき、20~30代は7500個、60代以上は3000個まで到達します。
つまり、大人よりも子どものほうが味覚に敏感なのです。
コーヒーやビールなど苦い飲み物を楽しめるようになるのも、大人になるにつれて食べられるものが増える理由も味蕾の減少にあります。
子どもが嫌いになりやすい食べ物
子どもの頃の自分が嫌いだった食べ物が、自分の子どもも嫌いだという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
先ほど紹介した通り、味に対して本能があるため、嫌いになりやすい食べ物があります。
苦味のある食べ物
- ピーマン
- なす
- ネギ
苦味=毒として感じているため、苦い食べ物は嫌いになりやすくなっています。
酸味のある食べ物
- トマト
- 梅干し
酸味は腐敗した食べ物であると感じ取るため、嫌いになりやすいです。
独特な風味のある食べ物
- しいたけ
クセの強い独特な香りが危険を察知し、避けてしまう傾向があります。
子どもの好き嫌いへの対処法
子どもの好き嫌いには多くの対処法があります。
親が少しでも行動するだけで好き嫌いを段々となくすことができるので、ぜひチャレンジしてみてください。
食事中は褒めるようにする
食事中はお行儀が悪かったり、食べ物を残してしまったり、子どもにとって怒られることが多いシーンです。
あまりに怒られる回数が多いと、食事中は嫌な気持ちになる場面という認識をしてしまいます。
次第に言うことを聞かなくなり、また注意され、負のスパイラルに陥ってしまうことも。
苦手なものが食べられたり、完食できたりしたら、しっかり褒めてあげましょう。
褒められて嬉しくない子どもはいません。
少しでも褒めるポイントを見つけたら褒めてあげるようにしましょう。
苦手なものを食べたら、褒められたという感覚が身に付くことでまた別の苦手な食べ物が食べられるようになるかもしれません。
楽しみながら食事ができるようにする
苦手なにんじんを食べさせたいときに星形にしてあげるなど、食事中が楽しい時間になるように工夫してあげましょう。
それでも食べないときは、親自らおいしそうに食べてみせると良いでしょう。
親がおいしそうに食べているところを見て、子どもは感化されて、食べてみようかな、と思います。
ひと口だけ食べると約束する